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MASHOMBE BLUE JEANS



電車に乗り込むや否や、私の視界を奪うものがある。
中吊り広告に踊る、煌びやかなフォントたち。
「佐々木 希が魅せる。マションベ・ブルー・ジーンズの着こなしテクニック」
爽やかなモデルの笑顔とマションベという聞きなれない単語が、瞬時にして脳裏に焼きついた。

駅に降り立つや否や、またしても私の視界を奪うものがある。
頭上に設置された巨大モニターをスクロールする、意味深なセンテンス。
「この春、鮮力絶大! マションベ美人スタイル」
その場に呆然と立ち尽くす私は、無意識のうちに「マションベ…」と呟いていた。

行き付けのアパレルショップに立ち寄ると、今度は聴覚を刺激するものがある。
スタイリッシュな服装に身を固めた客と店員の何気ないやりとり。
「マションベ・ブルー・ジーンズは置いてます?」
「申し訳ございません。好評につき、現在品切れでございます」
またしても、マションベ。これは只事ではない。どれほどイカしたジーパンなのか?
私の知らぬ間に、マションベなるものが日本中を席巻しているかのようだ。

その後、喫茶店で一息ついていると、隣の席のカップルの会話が私の両耳に滑り込んできた。
「なぁ、マリコ。おまえ、ナントカ・ブルー・ジーンズって知ってる?」
「もちろん。いま話題のやつでしょ。品切れ店が続出してるらしいよ」
「マジか? 凄ぇな。ところで何ブルー・ジーンズやったかな?」
「えーっと、あれ、おかしいな、なんだっけ?」
そう言って彼女は頭を抱え込んでしまった。レディよ、私は知っておるぞ。
どうにかして答えを教えてやりたい衝動に駆られた私は、女に向かって懸命に念を送った。
「ま・しょ・ん・べ」と。
しかし、と言うか、やはりと言うべきか、私の試みは失敗に終わる。
「あかん。出てこない。完全に度忘れしちゃった」
「まぁ、ええか。ちょっと俺、ションベン行ってくるわ」
そう言って席を立ち、トイレのある方角へと歩を進める彼氏。
まさかの展開に私は愕然とした。いや、正確には憤慨した。
なぜにションベンが出て、マションベが出ないのか!? 奴らは阿呆ではないのか!?
そういう自分はマションベ・ブルー・ジーンズの正体を未だに知らない。どっちが阿呆なのか?
そうこうしている間にも、私の尿道付近にも小悪党どもが大挙を成して押し寄せてきた。

と、言うわけでマションベ・ブルー・ジーンズ最高ですよ。はい。
手作り楽器群の織り成す極上のトロピカル・サウンドです。はい。
詳細&購入はエルスールレコーズにて、よろしく、どうぞ。

MASHOMBE BLUE JEANS / MAKALI ONE
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テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

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No title

こんな文章で紹介されたら、覚えたくなくても間違って覚えてしまうわ。
マションベン・ブルー・ジーンズ・・・失礼!マションベ!!

No title

muさん、女性がそんなお下品な言葉を使っちゃいけません(笑)。
でも、良いでしょ? マションベン、いや、マションベ(笑)。

No title

ほら、ね?
プロフィール

繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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