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カルナーティック銀河系



京都は祇園にある素敵なカフェに行ったときの話。
そこは昔ながらの家屋を、風情を残しつつ現代風に改築した店舗で、
通りに面した二階の窓からは、ノスタルジックな祇園の町並みを一望することができた。
自分も妻も、時間を忘れて、眼下を行き交う人々の姿を眺めていた。

そんな折、不意に隣のテーブル席から、マダムたちのガールズトークが聞こえてきた。
意識するともなく、耳はダンボに。

マダムA 「いやぁ、ここはほんまにロケーションがええわぁ」
マダムB 「ほんまやねぇ。素敵なロケーションやわぁ」
マダムA 「なんか気分がほっこりするわね。このロケーションのおかげで」
マダムB 「ほんと、そうね。ところで、貴女のバッグも素敵ね」
マダムA 「あら、ほんと? 嬉しいわ」
マダムB 「ええ、とっても素敵。まるでここのロケーションみたい」

そこでウエイターの兄ちゃんが登場。

ウエイター  「ホットコーヒーお待たせいたしました」
マダムA+B 「ここは、ロケーションが素敵やねぇ」

おかげで自分たち夫婦は、景色を楽しむどころではなくなった。
何やねん、ロケーション…。
恐るべし、ロケーション…。

ところで、いまだかつて体験したことのないロケーションへと誘ってくれる音楽と言えば、
インドの古典音楽でしょう。北のヒンドゥスタニー然り、南のカルナーティック然り。
スダ・ラグナタンは南インド声楽の、美しい歌い手さん。
ムリダンガム、モルシン、タンブーラ、ヴァイオリンの伴奏を従えて、
端正なコブシと、スケールの大きな母性みたいなものを聴かせてくれる。
コロコロと弾けるムリダンガムの楽しいリズムに運ばれて、清楚な歌声が天空を目指す。
つまりは、聴く者の脳内スペースを際限なく広げてくれるのだ。
2CD110分を聴き終える頃には、未踏の領域に立たされていることを知る。恐るべし・・・。

Sudha Ragunathan / Sukha Bhaavam
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テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

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繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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