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脅威のザーメン・ブギー



当ブログに何度か登場している学生時代の親友T君の性癖について、一筆したためておこう。
T君には風変わりな収集癖があり、それは例えば自身の爪や瘡蓋であったりする訳なのだが、
究極は、自慰行為によって外界に放出された精液を、牛乳パックにて保存するというものである。
そうすることによって彼は、受精という目的を果たせなかった分身たちの行く末を、見守っていたのだ。
だが、あるときT君はしくじった。精液を補充しようとした際に、局部先端が牛乳パックの口に触れてしまう。
そして、瞬く間にT君の局部は腫れ上がった。さらには薄皮がベロンベロンに捲れて、それはもう悲惨だった。
以来、T君は精液コレクションを手放した。いまでは美しい奥さんとの円満な家庭を築いているとのことである。
真っ当な道を歩んでおられる方々は、理解に苦しむだろうが、これが現実である。人間とは不可解な生き物だ。

さて、ここらでサンフランシスコ出身のゲイ・カップル、マトモスの通算6枚目のアルバムの話題へと移ろう。
本作はヴィトゲンシュタインや、ラリー・レヴァン、三島由紀夫・・・といった人物をテーマに制作されている。
ひとりの人物に対して一曲というコンセプト・アルバムである。曲調も多様。と言うよりは取り止めがない。
しかし、侮ってはならない。企画倒れのイロモノなんかじゃない。緻密に作りこまれた極上の変態ポップなのだ。
もともと偏執狂的なサンプリング・コラージュを得意とするマトモスだが、本作でも彼らの嗅覚は冴え渡っている。
なんたって、自慰行為によって外界に放出された精液が床に付着する際の音を採集し、それをSEに用いたり、
セックス時に男女の局部が擦れ合う音をループさせ、スカムなブレイクビーツと混ぜ合わせている。
そんな精液哀歌で美声を響かせるのは、アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズのアントニー・ヘガティである。
まったくもって、吐き気を催すほどにデカダンス! 他にも、蝸牛にテルミンを演奏させたりもしてる(笑)。
真っ当な道を歩んでおられる方々は、理解に苦しむだろうが、これも音楽である。音楽とは不可解な行為だ。

MATMOS / THE ROSE HAS TEETH IN THE MOUTH OF A BEAST
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テーマ : 音楽
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繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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