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リリカル・ハミング・バード



『モロイ』(サミュエル・ベケット著)という小説の中に、面白いオウムが登場します。
極めて清楚な淑女に飼われているオウムなんですが、こいつが実によく喋るのです。
首を傾げ、じっくりと思案した後に言い放ちます。「この売女の、助平の、糞たれの、たれ流し」。
それを聞いたモロイは思います。「私は彼女を理解するより、オウムのほうをよく理解した」。
なははは、やっぱりベケットは面白い。これほど背筋がゾーッとする状況も、そうそうないでしょう。
清楚な女性の愛玩動物が放つスラング。「この売女の、助平の、糞たれの、たれ流し」。なははは。

と、例によって脱線トリオな前置きを経てのピシンギーニャです。ライスレコード曰く、ブラジル音楽の父。
僕の数少ないブラジル音楽コレクション(と言えるほどの数もない・・・)の中でも、特に好みの一枚ですね。
ベケットの描いたオウムではありませんが、ピシンギーニャのフルートも、実によくさえずります。そう、
ショーロやジャズやアフロの狭間を飛翔し、極めてリリカル(叙情的)なさえずりを聴かせてくれるのです。
僕はオシャレなカフェなんかで流れているオシャレなボサノバなんかが苦手で、ブラジル音楽そのものを
長らく敬遠していたんですけど、この天才フルート奏者は別格。もちろん詳しいことは何も知りませんよ。
ただ、音のみに魅了されました。絶妙にブレンドされた「黒さ」と「白さ」。大衆を鼓舞するパーカッション群。
こんなのがカフェで流れてきたら、コーヒー16杯は軽いでしょう。嘘です。コーヒー飲めません。

PIXINGUINHA / O MAESTRO DO BRASIL
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繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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