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切りとれ、あの祈る手を



書架に並んだ鮮烈の赤を、あなた方は見逃してはおられまいか?

生涯を賭けて聖書と向き合い、ドイツ語の基礎を築いたマルティン・ルター。
天使ジブリールの言葉を、読み読んで読み続け、そして書いた文盲の孤児ムハンマド。
現代のデータベースの根幹を成す中世解釈者革命。

それらはすべて言葉の真髄を貫いている。言葉と文学にまつわる革命。そこから現在に至る永遠。
ルターやムハンマドやニーチェやドストエフスキーの成し遂げた夜戦と永遠。孤独と孤独の狭間で。
彼らが真摯に言葉を紡ぎ、それらを読む者の脳裏に爪あとを残し、世紀を超えて、また言葉と成る。
彼らの革命の、突端に、極東に、本書の著者は佇み、語る。その言葉は、ふたたび歯車を回転させる。
言葉は、文学は、もう一度、世界を揺るがすに違いない。本書は書店に仕掛けられた時限爆弾である。
著者は言う。取りて読め、読んで読み、読み、また読んで、筆を執れ。そして、情報と暴力に別れを告げよう。
いま、血は流れた。流れた。流れた。血は。鮮烈の赤は。

佐々木 中 / 切りとれ、あの祈る手を
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テーマ : 小説
ジャンル : 小説・文学

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繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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