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アフリカの強度



先日、作品の持つ「強度」について、questaoさんと密かに熱く語らいました(ブログ上で)。
小手先のテクニックばかりが持て囃される現代に於いて、作品の「強度」とは何か?
たった一行の言葉で、たった一本の線で、人々を打ちのめすような作品を生み出すことは可能なのか?
そんな考察を巡らせながら、民博で開催中の『エル・アナツイのアフリカ』展に行ってきました。

エル・アナツイさんはガーナ出身、ナイジェリア在住の彫刻家です。元々は木材などの天然素材で人物像や
レリーフを製作していたようなんですが、近年は空き缶のフタ等を用いてのインスタレーションを実践中なんです。

天然素材を用いるにせよ、廃材を用いるにせよ、そこにはドテッと生々しくアフリカが寝そべる訳であります。
まぁ、結論としてはガツーンときますわね。アートだ何だとか言う以前に、イボ人たちの生活の気配がある。
ちなみにアナツイの工房には、総勢20名ほどの助手が居るらしいのですが、彼らは好きな時間にふらりと訪れ、
オンボロ・ラジオから流れるジュジュやハイライフを聴きながら、廃材を潰し、縫い合わせ、疲れたらまた各自
適当に帰っていくんです。そんな彼らには美術作品の創造に携わっているという意識は微塵もないんですって!
ただの暇つぶし、若しくは小遣い稼ぎに過ぎないんですって! まったくもって素晴らしいじゃないですか!
こういう現場から「強度」のある作品が生まれてくるんやなぁ、と感慨に浸りきりですよ。
本物の宗教家が、誰一人として自分のことを宗教家だとは思っていないのと、同じかもしれませんね。
まずは意識を捨てる。そこから始める必要がありそうです。

12月7日(水)まで国立民族学博物館で開催中なので、近隣にお住まいの方は是非。
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テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

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L-O-V-E、アナツイ工房

こんばんは、シェウン・クティです。その節は親父がいろいろとお世話になりました。
あのアルバイテンさんのブログに紹介されたっつってアナツイの奴、喜んでいましたよ。
…あ、マブダチなんですよ、アナツイとは。

…いやいや、すいません、こんな心躍る記事を書いて下さってつい調子に乗ってしまいました。
むっちゃくちゃに「強度」ギンギンぢゃないすか! エル・アナツイ氏!!
そして! そして! 素敵すぎるぞ、アナツイ工房の諸君!! インスタレーション作っちゃうの、え、暇つぶしで!?
「作為」ゼロ。アンチ・アカデミズム。バリスター棒エビ反り120度。そんなナイジェリアン魂に敬服致します。
アフリカといえば、あの手描きヘアカタログがファンキーな床屋の看板がアート最高峰だと信じている私ですが、アナツイ氏の廃材メイドの作品もそれはそれはガツーーーンと来ることでしょう。

「本物の宗教家」のくだり、まったく同感ですね。
拍子抜けするくらいの無頓着さに裏づけられたモノホンの「強度」、お互いに磨きましょう。

エビ反り120度の興奮

シェウン・クティ a.ka. questaoさん

いやぁ、シェウンさんからの嬉しい伝言に、こちらのバリスター棒もエビ反り120度を極めましたよ。
それにしても、シェウンさん、あなたのお父上のお名前はどうにもイヤラシイ響きで、
女子たちが口にするたびに、僕は・・・、フェ、フェ、フェ、いや・・・やっぱり僕には言えません(笑)!

・・・いやいや、こちらこそすみません。questaoさんからの嬉しいコメントについ興奮してしまいました。
メンバー・オブ・アナツイの製作風景が映像で紹介されていたんですが、何とも気儘で、だらしなくて、
最高でした。

>床屋の看板がアート最高峰
僕もあのベタっとした感触にはグッときます。
それこそquestaoさんがジャケ買いを余儀なくされたThe Very Bestのアートワークなんかもそうですよね。
questaoさんが「ギャラリー5603」で展開しておられるモノクロ・シリーズも素晴らしいですね。

バリスター棒と作品の強度、磨いて磨いて黒光りさせましょう!
プロフィール

繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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