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Books of the Decade

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と、言う訳で今回で200回目の更新となります。ここまで続けてこれたのは皆様のお陰です。感謝。
で、予告どおりに今回もやります。ゼロ年代ベスト。100回記念のときは音楽でしたので、今回は文学。
世界に誇れる、最強の日本文学です。引き続き、お手柔らかに、どうぞ。

1.阿部 和重 / シンセミア
  本書の登場によって、文学界のモードが完全に変わった。忌まわしき神町サーガの幕開け。

2.保阪 和志 / カンバセイション・ピース
  ページとページの狭間に織り成す、いくつのも時間。読書が特別な体験であることを教えてくれる。

3.町田 康 / 告白
  誰もが共感を寄せるだろうが、誰にも描けない物語。溢れ出す思弁の洪水に、号泣必死。

4.古川 日出男 / 聖家族
  圧倒的なグルーヴ感で語られる、妄想の東北史。カテゴライズ不能、霊長類ヒト科最強のメガ・ノベル。

5.吉村 萬壱 / バースト・ゾーン
  怒涛のように押し寄せるグロテスク描写。人類が恐れるディストピアを、言葉の力で現出させる。

6.舞城 王太郎 / 阿修羅ガール
  ガールズ・トークが純文学を喰らう。この時期の舞城さんは本当に神がかり的な面白さだった。

7.磯崎 憲一郎 / 肝心の子供
  たったの100頁ほどで、ブッダの歴史を俯瞰する。つまりは、極めてスリリングな圧縮の文学。

8.堀江 敏幸 / 河岸忘日抄
  本を読み、音を聴き、酒を飲むことの豊かさを、静謐な文体で綴る贅沢な一冊。

9.いしい しんじ / ポーの話
  近年のジブリが描こうとして描けていないファンタジーが、ここにはすべて詰まっている。お子様に是非。

10.西村 賢太 / どうで死ぬ身の一踊り
  退屈な私小説の世界に、楔を打ち込む「どうしようもなさ」。自分はダメ人間だと思った時には、必読。 

以上、繁盛亭アルバイテン的「Books of the Decade」でした。
飼い慣らされるだけの教養なんて、クソ喰らえです。大切なのは強度です。言葉の濁流に溺れましょう。
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テーマ : 小説
ジャンル : 小説・文学

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No title

いい事聞いた☆
最近人に勧められる本を読むのがブームです。自分で選ぶだけじゃ世界がどんどん狭くなるのを感じます。
とりあえず、触れてみる。

これって結構大事だと思います。
ってなわけで、順番に読ませていただきます♪

200回更新おめでとうございます☆
ランプ、もう少し待ってて下さいね^^

No title

のぐっちさん

いつも、ありがとう。みんなのコメントなんかに励まされつつ、ここまで来ましたよ。

>とりあえず、触れてみる
そう思ってもらえたら、嬉しいね。自分もブロガーさんたちのオススメ作品に触れてみることで、
世界が広がった気がします。貴女へは『カンバセイション・ピース』『肝心の子供』『ポーの話』あたりが
特にオススメ。中でも『カンバセイション・ピース』は猫に纏わる話やからね。
逆に『シンセミア』や『バースト・ゾーン』には十分に注意してください(笑)。下ネタ満載やから!

ランプ、細かいパーツが徐々に組み合わさっていく過程そのものが、既に美しいね。
完成がほんとに楽しみになってきたよ!

200回おめでとうございます

200回達成、おめでとうございます!
"Books of the Decade"、いい企画でした。アヴァンギャルドボヘミアングルーヴィーハートウォーミング文筆家であるアルバイテンさんらしい、というかヤバい、おれ1冊も読んでないわ、というたいへんありがたい企画でした。時間はかかっても全部読んでみようと考えています。
のぐっちさんがおっしゃっていることにまったく同感で、「とりあえず、触れてみる。」ことが本当に大切だと思います。僕のように歳とってくるとなおのこと……、おっと、こんなことボヤいてると大竹師匠に蹴り入れられるな。とにかく僕も「とりあえず、触れてみ」ます。

強度、自分にとってもテーマとなっているのですが、これは相当遠い道のりです…。
『麦ふみクーツェ』でつい最近いしいファンになったので、『ポーの話』はマストですが、このほか『告白』『河岸忘日抄』あたりが、匂います。

これからもいろんな音楽と文学をご紹介下さい! 

No title

questaoさん

ありがとうございます。エレクトリック・ロウ・ブルースなアフロ・ファンカー絵師であるquestaoさんに、
そう言っていただけると嬉しいですね。僕、スランプを予感したときにもquestaoの言葉に救われましたし、
本当に感謝しています。最近、漠然と作品なんかの「強度」について考えてたんですが、
今回ピックアップした10冊は、そういう意味でも申し分のない作品だと思います。
いしい氏の小説からは、何とも不思議な音が聴こえてきますよね。そのあたりにもグッと惹き込まれます。
僕もquestaoさんが紹介して下さるアフロルーツな音楽や絵に触れて、指先を黒く染めてイキたいと思います。
よろしくお願い致します。
プロフィール

繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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