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お笑いパープル・レイン

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さて、今回はお笑い界に燦然と輝く金字塔、松本人志さんの『VISUALBUM』を取り上げましょう。
本作、ボトムはペーソスの漂う人情喜劇にありますが、頭は完全にサイケデリックに突っ込んでいます。
ここに収められたコントによって、彼が本当に人々を「笑かそう」と思っていたのかさえ、怪しいところ。
それくらい、ここでは「お笑い」の定義が蹂躙され、歪なカタチのまま、ドロ~っと横たわっています。
俗を極めて聖を成す、とでも言いましょうか、ある種の神々しさのようなものさえ感じられますね。

常識を寿司ネタもろとも叩き潰す『寿司』、『大日本人』の雛形とも言える『巨人殺人』、
糞まみれの児童が奏でる『荒城の月』、板尾創路のポテンシャルを最大限に引き出した『古賀』、
迸るサディズム『ゲッタマン』、芸人のあるべき姿を問う『園子』など、突出した作品が並びます。

中でも最大の白眉が、オカルトな気配すら漂う『システムキッチン』と『診療所』。
不穏なミニマリズム、得体の知れない官能が、嫌というほど脳裏にこびりつく、恐ろしいコント。
これこそが、芸人・松本人志の真骨頂であり、ある意味「お笑い」の極北とも言える作品でしょう。

願わくば、松ちゃんには、当時のような闇(病み)を、ずっと引きずっていてほしかったですね。
『診療所』の医師が言うように、僕たちはみな、「一億総患者」なのですから。

松本 人志 / VISUALBUM
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テーマ : 松本人志
ジャンル : お笑い

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繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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