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海に行きたい



知人から一枚のCDRを手渡された。
ジャケは無く、小さな紙切れに、手書きで収録曲のタイトルが記されていた。
その自主制作アルバムは、「uminiikitai」という曲で幕を開ける。

知人の本職はミュージシャンではない。
笑顔を絶やさない彼は、立派な美容師さんだ。

けれど、当然、それだけが「彼」ではない。
人間はそんなに簡単じゃない。
彼の爽やかな笑顔の奥に潜む衝動が、ノイズを生んだ。

CDを再生させる。
遥か彼方からハーッシュ・ノイズが押し寄せてくる。
痛い痛いと泣き叫ぶ心が、のたうちながら迫ってくるかのようだ。
それは、爽やかさとか癒しとは無縁の音塊。メロディー以前の、叫び。
これが人間の音だ。いや、この音こそが「彼」という「人間」なのかもしれない。

すべてを聴き終えたとき、日常の「音」が遠くに感じられた。
改めて曲名に視線を落とすと、ラストの曲も「uminiikitai」だった。
なぜだかわからないけれど、ちょっと泣いた。

立石 順哉 / NO TITTLE
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テーマ : 音楽
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繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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