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ナポレオン・ダイナマイト

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ここ数年で最も繰り返し見直しているコメディ映画。
何度観ても新たな発見があり、幸せな気分にさせてくれる素晴らしい作品です。

この際、『バス男』という愚劣な邦題のことは忘れましょう。原題は『ナポレオン・ダイナマイト』。
ジム・ジャームッシュや山下敦弘らを思わせる、オフビートなタッチが魅力の青春群像劇。
黄色いバスの手前で斜に構える冴えない男。彼こそが、主人公のナポレオン・ダイナマイト。
名前負けも甚だしいでしょ。おまけに、喋ると歯茎が出る。この時点で、早くも胸がキュンとなります。

登場人物たちはみな、多かれ少なかれ冴えない個性を抱え込んでいます。
いや、本人たちに抱え込んでいるという自覚がないので、実にあっけらかんとしています。
日本の「オタク」が陥りがちなダウナー思考ではなく、それぞれに上を向いて暮らしています。
退屈な日常の中で欠伸を噛み殺すのではなく、退屈な日常をこそ、精一杯にサヴァイヴするのです。
だからとても清々しい。個性は他人に認めてもらうものではなく、自分で乗りこなしていくものです。
やはり、人は最大限の主観性を通じて、客観性に達するということなんでしょう。ライドォォォン。

そして、物語の終盤。ジャミロクワイの「Canned Heat」をBGMにナポレオンがダンスを披露するシーンは、
『はなればなれに』や『パルプフィクション』なんかのそれと比肩し得る、名場面だと思います。
どうで死ぬ身のひと踊りってやつですよ・・・。褒めすぎですかね。まぁ、とにかく最高なんです。

たった400万程度の制作費で、40億超えの興行収入を叩き出したヘス監督は只者ではありません。
しかし本作は、今後、監督自身が乗り越えなければならない高い高い壁になったことも確かでしょう。
本当は説明するのも嫌なくらいに好きな映画なんです(笑)。今日もまた、ペドロの笑顔に癒されよう。

ジャレッド・ヘス監督 / ナポレオン・ダイナマイト
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繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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