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狂い咲きDARUMA-SOUND

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心から尊敬するアーティスト、だるまさんから、実に5年ぶりのフルアルバムが届きました。
彼に停滞の2文字はありません。サウンド、リリック、フロウ、すべての面で進化/深化を遂げています。

韻踏合組合時代から、所謂ラップ・グループのいちMCという範疇には収まりきらない個性を放っていた
オーヤ氏ですが、「だるまさん」と改名し、ソロ活動を始動して以降は、もはや日本語ラップという
枠組みからもフレームアウトする、独自の達磨道を探求してこられたように思います。
彼には彼特有の哲学や倫理観があり、それは新感覚のポップ・ミュージックとして、見事に結実しています。
つまりは「新たなモノを生むためにも、叩っ壊せ、な~なな、叩っ壊せ、な~なな」という訳なんです。

さて、早速、新作『SKILL & CONCEPT』に耳を傾けてみましょう。
冒頭、エレクトリック・ブギ調の「Back Again」で、痛烈なカムバック宣言を打ち上げたあとは、
アキオ・ビーツやフクサンといったビート職人の用意した多種多様な食材を元に、奔放自在な韻と
フロウで味付けをしていきます。中でも、女性という生き物を地球外生命体になぞらえて恐怖心を煽る
「宇宙人」シリーズ、軽妙洒脱なスウィング・ジャズ・ラップ「永遠を約束」、驚くべきピアノの弾き語りラップ
「エリーゼの為に」、そして、民族的なサウンドをバックに、コテコテの関西弁で罵詈雑言を捏ね繰り回す
「まだ反抗期」あたりは、あまりに独特。独特すぎて、ときにリリックが聴き取れないこともありますが、
普段からワールド・ミュージックに慣れ親しんでいる身からすれば、それも寧ろ心地良いって感じです。

「公」に擦り寄りすぎて、「個」を滅してしまうアーティストは無数に存在するとは思いますが、
彼のように、「個」を突き詰めた結果、「公」にアピールし得る懐の深さを獲得した人ってのは、稀有ですよね。
エスニックな要素をバッサリと切り捨てたM.I.Aの新譜に納得しかねた方は、本作を聴いて溜飲を下げてください。
僕たちが、「人間」という生命の一形態に過ぎないということを、しっかりと思い出させてくれますから。
同時リリースされた過去音源集『RHYME & IMPACT』や、真摯な人柄が伝わってくるブログ『だるまさん日記
なども、要チェックですよ。ひとりでも多くの方に、DARUMA-SOUNDを聴いてもらいたいものです。

最後に、だるまさんへ。
いつもアナタが送ってくれる作品から、僕はどれほどの刺激をいただいていることか。
ほんまに、ありがとうございます。お世辞抜きで、今回も素晴らしいアルバムでしたよ。

だるまさん / SKILL & CONCEPT 2007-2010
だるまさん / RHYME & IMPACT 2004-2007
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テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

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非公開コメント

確かに破壊的ですね

ただもう少し泥臭いのもききたかった

No title

しまさん

はじめまして。コメントありがとうございます。
今作の中では「まだ反抗期」が「破壊的」のアップデート版という感じの泥臭さでしたよね。
だるまさんのリズム感の良さが際立った作品ですね。まだまだじっくり聴き込みたいと思います。
プロフィール

繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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