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ビッチ・マグネット

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思春期の思い出を、ひとつ。
あれは確か、中学生になって初めての夏休みの出来事。
「ち○ち○を激しく擦ると透明の液体が出る」と主張する親友T君の自宅で、
馬鹿げた(いま思えば)レクチャーを受けていたときのことだ。

T君の部屋の隣には姉の部屋があり、両者の間は壁ではなく、襖一枚で仕切られていた。
その日、彼の姉は彼氏を自室に連れ込んでいたようで、時折、下品なピンク・ジョークが飛び交っていた。
僕たちは姉ちゃんらのキワドイ会話を聞くともなく聞きながら、必死に自身の局部を弄っていた。
しばらくすると会話はピタリと止み、代わって、只ならぬ姉の嬌声が襖をすり抜けて鼓膜に届けられた。
嗚咽とも悲鳴とも咆哮ともつかない危うい声に、僕たちは平静を保てなくなる。ちょっとしたパニック状態。
無理もない。なんせ、ただのカウパー液を世紀の発見だと信じて疑わない童貞ふたりである。
「あえぎ声」なんてものを定義する素養など持ち合わせていないのだ。

僕の脳裏を過ぎったのはバイオレントな事態、若しくは呪いの儀式である。えらいこっちゃ。
T君のち○ち○もすっかり萎んでしまっていた。胸中穏やかでない様子だ。
しかし、そんな僕たちの不安を余所に、尋常ではない姉の叫び声は、やがて終息を迎えることになる。
恐ろしい緊張感が支配する部屋の中で、息を潜める童貞ふたり。ちっぽけなち○ち○×2。
すると不意に襖が15センチほど開かれ、そこから姉ちゃんの白い手がニュルリと伸びてきた。
「ティッシュちょうだい」
息も絶え絶えにそう言った彼女の指先に、赤い血のようなものが付着していたのを、僕は見逃さなかった。
その時、僕たちの中で、何かが確実にアップデートされたのだ。
そして、僕の先端が密かに濡れた。

酒焼けした声で「アンタ、私にばっかしゃぶらせて、アンタの方からはファックしてくれないじゃない」と
歌うエイミー・ワインハウスの音楽を聴いたときも、僕は新しい女性像の到来を実感した。
マーク・ロンソンの手掛けるスモーキーなビートは、エイミーの口から吐き出される泥臭い声を際立たせる。
古くて新しい、夜の音楽。アルコールと紫煙の狭間に揺らめく、危ういセクシャルだ。素晴らしい。

AMY WINEHOUSE / FRANK
AMY WINEHOUSE / BACK TO BLACK
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テーマ : 音楽
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繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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