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エルスールからの刺客



日本に於けるワールド・ミュージックの聖地、エルスール・レコーズ。
そこの構成員であるコンピューマさんは、極めてユニークなDJでもあります。
僕も何度か実際に体験したことがありますが、その選曲の妙には、腰が砕けたり、吹き出したり。

そんなコンピューマさんのいくつかあるミックスCDの中でも、特にお気に入りの一枚がこちら。
非レゲエ・セレクターよるレゲエ縛りのミックス・シリーズ「STRICTLY ROCKERS」のChapter.13です。
レゲエ縛りとは言いましても、氏の場合、レゲエを縛りすぎた結果、レゲエ以外の肉汁が溢れ出してます。
その肉汁の主成分は以下。

01.RALPH MacDONALD / PLAY PEN
02.NINO ROTA / THE GODFATHER
03.MAD PROFESSOR / AFRIKA 1983 DUB
04.MIKEY DREAD / HEADLINE NEWS
05.XTC / SUMMER'S CAULDRON
06.ROBERT ASHLEY / THE PARK
07.AFRIKA BAMBAATAA / PLANET ROCK
08.ASTOR PIAZZOLLA / ROMANCE DEL DIABLO
09.TYCOON TOSH / MIDNIGHT
10.JAMES BROWN / THAT'S MY DESIRE
11.RICHARD HAYMAN / THE GIRL FROM IPANEMA
12.MALCOLM McLAREN / WORLD'S FAMOUS
13.ROBOTIKS / EXTRA BONUS
14.LEE"SCRATCH"PERRY / MASTER OF THE UNIVERSE
15.SEXUAL HARRASSMENT / WE DIDN'T SAY IT
16.MINISTRY OF SKA / SKANKING WITH THE TOREADORS
17.SANTA RANKS / THE RITZ
18.SIMON HARRIS / LONDON'S FINEST
19.UNKNOWN / LOVE IS THE MESSAGE
20.TANGANYIKA / LIL ROXANNE
21.DR.ALIMANTADO / LOVE IS
22.THEE WATZLOVES / SPACE YODEL (part2)
23.R.CAJUN & THE ZYDECO BROS. / MARDI GRAS S.P.
24.ASHA / INDIAN DUB SONG
25.CORNELL CAMPBELL / JAH JAH ME NO BORN YAH
26.SHARON ISAACS / FEELINGS
27.RALPH MacDONALD / TRADEWINDS

と、まぁ、ご覧の通り、あっけらかんとフリー・フォームな訳でございますな。
でも、本当の美味しさはレシピを眺めていただけでは堪能できませんので、是非とも一度ご賞味ください。
ともかく、これらはコンピューマさんが採集してきた食材なので、僕らは僕らの嗅覚を頼りに狩りに出ましょう。

コンピューマ / STRICTLY ROCKERS Chapter.13 BETRAYAL ~随ィ喜!随ィ喜!MIX
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テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

文明と野蛮



ここ数年、ヒップホップやテクノのアーティストが、新たなリズムを生み出すために
ワールド・ミュ-ジックを引用する動きが活発化しているように思います。

レニーニやジルベルト・ジルとの競演でも知られるアルゼンチン生まれのブラジル・バイーア育ち、
新世代ビリンバウ奏者ハミロ・ムソットの作品は、そういった風潮に対するワールド・ミュージック側
からのアンサーとも言えるでしょう。ビリンバウの倍音効果を最大限に活かし、独特の浮遊感を演出。
そこに、ブラジル起源のパーカッション群が、鮮やかすぎるほど鮮やかに降り注ぎます。
ちなみにビリンバウとは、弓矢を棒で叩くという、とても原始的な構造の民族楽器。

ショーロやルンバ、バルチスターン伝統曲などを、
独創的なプログラミングやエフェクト処理を交えつつ、ハイパー・モダンなアレンジで再現。
アート・リンゼイやサンティアゴ・ヴァスケスらのゲスト参加も見逃せません。
アルツやユニヴァーサル・インディアンといったキレ者DJたちが挙ってプレイするのも納得ですな。
ワールド・ミュージックとクラブ・ミュージックの臨界点を探る諸兄にオススメです。

しかし悲しいかな、ハミロ・ムソットさんは昨年、胃がんのため、45歳の若さで亡くなっています。
これから益々、オモローなことをしでかしてくれそうだっただけに、ショックですね。ご冥福をお祈りします。

RAMIRO MUSOTTO / Civilizacao & Barbarye

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

個性を引き出す秋スタイル



<スタイリストから一言>

TRYするには、少し勇気がいる髪型かもしれませんが、
あなたの個性を引き立たせ、お洒落なバックグラウンドを感じさせるスタイルです。
ハードスタイルからキレイ系まで何でも出来るスペシャルリストがお待ちしてます。
エクステンションも多色、多種類、すべてそろえております。

don2.jpg

<ドン・ブラックマンさんから一言>

どんなもんじゃーーーーーーーーーーーい!
あんたらもモテ・エクステで男子力アップして、抱いたらんかーーーーーーーーーい!
ヤーバー・ダーバー・ドゥゥゥゥゥゥゥゥ!

DON BLACKMAN / Yabba Dabba Doo

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

芋づる式にダークネス

tabaimo.jpg

現代社会の暗部や人間心理をシニカルに表現する、気鋭の女性アーティスト・束芋(本名:田端)さん。
そんな彼女が、昭和85年の世界を夢想する『束芋:断面の世代』展に行ってきました。

如何にもアウトサイダー的と言うか、露悪的な描写が多々ありますので、好みが分かれるところでしょう。
僕が驚いたのは、あまりに斬新な展示方法。見る者の視点を巧みに利用したプロジェクター使いに、脱帽です。
俯瞰したり、覗き込んだり、天地が逆転したりと、新感覚の体験型アート・エキシヴィジョンを堪能しました。
吉田修一さんのベストセラー小説『悪人』の挿絵に用いられたドローイングなんてのもあります。

血肉の塊が刻々と変化する映像インスタレーションの前では、
温和な雰囲気の老夫婦が、この世の終わりみたいな表情で佇んでおられましたよ(笑)。

テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

ララ・バイ・ブル



人よりも歌が上手くて、楽器もそつなくこなす。そういう人が歌手になるのは必然なのかもしれない。
けれど、そんな人ばかりではない。歌も演奏もからっきしダメだが、それでも自分には語りたいことがある。
そう言って、ギターを手に歌い始める人もいる訳だ。90年代からオルタナティヴ・フォーク・シンガーの地位を
守り続けている豊田道倫さんは、紛れもなく後者だろう。正直言って、豊田さんの歌唱力はヒドイ。
しかし、彼の口から放たれる歌の強度たるや、他の追随を許さないものがある。
彼の歌については、聴くというよりも、撃たれると形容したほうが良いのかもしれない。
丁重に管理された「リアル」が持て囃される今日に於いて、豊田さんの音楽は毅然として、生々しい。

子供が出来た喜びに満ちていた07年の『しあわせのイメージ』から一転、離婚を経てリリースされた
今年の新作『バイブル』では、全13曲に渡って、脅威のダウナー・トリップが展開されている。

再び一人暮らしに戻るからと、バレンタインデーに部屋探しをしている男は、かつての女との情事に想いを馳せ、
99ショップで売られている豚バラ肉から殺人事件を想起し、のりPの旦那に同情する。その様は何とも心許ない。
おまけにガールズ・バーの前に佇んでは「ちょっと話したいだけ。ちょっと遭いたいだけ」と逡巡を繰り返す。
時折、そんな男の脳裏に危うい妄想が去来するのだ。「オマエの血液はどんな色、きっとドス黒く濁って・・・」
「女の子の唇は、触れると熱くて濡れて、中に入ったら、心も身体も食べられそうになる」とか何とか。
そして、最後には、恐るべき独白に終着する。「殺した人は、ほんとは好きだった」・・・と。

本作で聴ける物語は、豊田さんの経験から捻り出されたモノなんだろうけど、「男」=豊田道倫ではない。
「男」はキリスト教徒にとってのイエス、イスラム教徒にとってのアッラーに近い存在なのかも知れない。
何故なら豊田さんは、人間を遠ざける為にフォークをやっているのだから。だからこその『バイブル』なのだ。

どうして僕は捕まらないのか こんなに悪いのに 人を傷つけたり騙したり 平気で歌ったり 

参考にこちらをどうぞ。

豊田道倫 / バイブル

テーマ : 音楽
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抱きしめタイ

gindao.jpg

予てから噂の、と言うよりは、東京レコ・オヤジさん絶賛の70Sヴィンテージ・ルークトゥン×2。
フォトショップ2クリックくらいで仕上げました、という感じのジャケが相変わらずのクルンタイ・レーベル。
しかし、と言うか、やはり、と言うべきか、内容は素晴らしいですね。どちらも甲乙つけがたい仕上がりです。

左のトゥエンジャイはサイケデリックなオルガンの音色が特徴的。確かに『LANQUIDITY』期のサン・ラみたい。
他にも、タイ特有の萎びたソウル・ナンバーやら何やらかんやらと、やらかし放題で、非常に痛快です。
欲を言えば、もっとダークに突っ走って欲しかったかな。ドロドロにサイケなルークトゥン、聴いてみたいなぁ。
右のギンダーオ・ジュンサワットも同様に大衆性に満ちた下町ミクスチャー・サウンドを聴かせてくれます。
ごっついルックスからは想像もつかないようなハイトーン・ボイスに、思わず腰が砕けそうになりました。
西洋音楽にどっぷり浸かっている友人に聴かせると、みんな挙って拒否反応を示しますが、西洋音楽に過度な
思い入れもなく、おまけに「ド」がつくオンチである僕にとっては、これほど心休まる音楽は他にありません。
いずれにしても、働く気力を根こそぎ奪っていく危険な音ではあります。働き蜂の日本人には、良い薬かも。
アジア歌謡ビギナーな自分の中では、未だに70年代が最先端。道は険しく果てしない。楽しんで行きましょう。

余談ですが、はるな愛さんが「口元に人差し指をつけて笑顔を見せれば、男なんてイチコロ」みたいな発言を
していましたが、確かにギンダーオさんよりもトゥエンジャイさんにヤラれた気がします。思う壺、腰のツボ。

TUENJAI BOONPRRUKSAR / MAE BAEB PLENG LUKTHUNG VOL.1
GINDAO JUNSAWAD / タイトル判読不明

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

United States Of Maghreb



非ジャマイカンのミュージシャンが、安易にレゲエ/ラガの要素を自身の楽曲に取り入れる風潮には、
以前から大反対でした。レゲエとは言うなれば、薬草学の応用であり、スタイルではありませんから。
しかし、ボブ・マーリーの圧倒的な求心力によって、スタイルだけが一人歩きしてしまい、
世界中に似非ラスタを大量に培養するといった残念な結果に繋がったような気がします。
この国にもたくさんいらっしゃいますよね。我がもの顔で「ラスタ・ファーライ!」とか言っている方々が。
ギャグとしては秀逸(僕も使います)ですが、仮にそれがシリアスなら、シャレにもなりません。
何度も言いますが、レゲエは草の大地にこそ根付く音楽であり、中産階級のボンクラが簡単に消化できる
ものではありません。もちろん頭でっかちなインテリに対しても、同じことが言えるのではないでしょうか。

そこで、アルジェリア出身の亡命インテリ。その代表格アマジーグさんについて。
グナワ・ディフュージョン時代から、一貫してレゲエ/ラガへの目配せを怠らなかった彼ですが、その勤勉さが
必ずしも良い方向に作用しているとは思えませんでした。明確な思想に基づいてレゲエを採用しているそう
ですが、その思想と肝心の音とが有機的に結びついていないような・・・。中途半端なラガの咀嚼によって、
マグレブ特有の泥臭さや呪術的な音響が薄められている気がしてなりませんでした。

そんなアマジーグさんが、グナワ・ディフュージョンに終止符を打って、ソロ活動を始動させました。
bunboniさんの「レゲエとの共闘より、シャアビとの共闘を期待します」という言葉を真摯に受け止めたのか、
レゲエ/ ラガ色が後退し、変わって、マグレブ色が作品全体に横溢しています。素晴らしいじゃないですか!
とは言っても、彼はまだレゲエを諦めた訳ではありません。ただ、これまでとは違って、レゲエをスタイルとして
取り入れたと言うよりは、レゲエ/ラガを通過したマグレブ音楽になっているんです。そこがミソですね。
本年度のワールド・ミュージックを聴く上では、欠かすことのできない一枚でしょう。

AMAZIGH KATEB / MARCHEZ NOIR

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

LPを目指して



盗んだバイクで走り出す訳でもなけりゃ、覚えたての煙草を吹かす訳でもない。
ひたすらに肥大化する性欲を抱え込んで、意味もなく大人たちを睨んでいた、15の夏。
誰にも縛られたくないと思っていたかは定かでないが、とりあえず僕たち童貞3人は旅に出た。
1艇のゴムボートと6艇のビニールボートを携えて。目指すは琵琶湖の近江大橋。そこが出発地点だ。

そんな訳で、15の夏休み。僕たちは琵琶湖をスタート地点に定め、そこから自分たちの住む町までの
猛烈ラフティング作戦を決行したのであります。1日中パドルを漕いで、みっちり3日かかりました。
まともな船は1艇のゴムボートだけ。あとはおもちゃのビニールボートでしたから、それなりに試練でした。
琵琶湖では巨大な遊覧船に巻き込まれかけ、まったく流れのない宇治川は漕いでも漕いでも先に進めず、
おまけに宇治川ダムに行く手を阻まれ、桂川・宇治川・木津川の合流地点では数台のパトカーに追走されました。
途中、6艇のビニールボートのうち4艇が難破し、テントやお気に入りのTシャツも川底に沈んでいきました。
でも、やっぱり一番キツかったのは、宇治川ダムの崖っぷち急斜面を、ボートを担いでよじ登ったときですかね。

お巡りさんには「僕たちの青春を奪わないでくれ!」とか言って、何とか見逃してもらったんです。はははは。
「頼むから死なんといてくれよ!」と言っていた彼らの言葉は、鮮明に覚えています。ちゃんと生きてますよ。
疲労困憊していた僕たちを常に慰め、励ましてくれたのが、河原で遊ぶ子供や、橋の上の女子たちでした。
みんな笑顔で手を振ってくれたり、「ガンバレー!」ってエールを送ってくれたり、嬉しかったなぁ。
そのときばかりは、どんなに疲れていてもフルスロットルでパドリングです。オールはギンギンでしたね。
ゴールである吹田大橋に辿りついたとき、ほんの少しだけ自由になれた気がした、15の夏(笑)。

古川日出男さんの『サマーバケーションEP』を読んでいたら、ついつい当時のことを思い出してしまいました。
本書の主人公「僕」も僕たちと同じように水流を辿る旅に出るのです。僕たちとは逆で、川から海を目指します。
ただ、それだけの物語。本当にシンプルそのもの。いつもの技巧は敢えて抑制して書かれたような印象です。
古川さんの作品はほとんど読んでいますが、もしかしたら、これが一番良いかもしれません。
自分が「僕」たちと似たような夏休みを過ごした経験があるせいか、とっても心に響いてきましたよ。
魅力的な人物が増えたり減ったりしながら、旅は流れて流されて・・・、そして、遂には海に。
これは、その瞬間にしか刻むことのできないEP。僕たちはいくつものEPを積み重ねてLPを創るんです。
そこに針を置けば、いつだって物語は再生されます。聴こえませんか?色褪せることのない青いメロディが。

↓こちらが僕たちの『サマーバケーションEP(若気の至りremix)』
vacation1.jpg vacation2.jpg

古川日出男 / サマーバケーションEP

テーマ : 小説
ジャンル : 小説・文学

エビちゃんスラムにいらっしゃーい!



はははん。なるほど。こいつは噂通りの面白さですな。
エイリアンのコミュニティを通じて、アフリカに於ける難民問題やアパルトヘイト問題などを照射する。
そのような裏テーマがあるらしいですが、そんなん別によろしいわ。そんな上っ面のポリティカルに
依拠しなくても、エンターテイメントとして最高に楽しませてくれますから。ねぇ、エビちゃんたち。

フェイク・ドキュメンタリー風の構成や、ハイ・テンションな展開、エイリアン・ウェポンの凄まじい破壊力など、
ハッとする映像の連続で、息つくヒマもございません。何よりもエイリアンと人間が共生している構図が凄い。
漢江の怪物(グエムル)が河川敷を疾走するシーン以来のドッキリ映像ですよ。軽く『アバター』が翳みますね。

僕がこの映画で最も惹かれたのは、エイリアンたちを新たな居住地へ収監するために、主人公が彼らの住居を
一軒一軒回って承諾を得る前半部分。このシーンで、映画業界全体のレベルを底上げしているとさえ思います。
ベタですけど、ジワジワと尾を引くラストも良いですね。失笑必至。クスクスクス・・・。
それにしても、ナイジェリア人たちの描き方があまりに酷いですね。こんなのバリスター部長に見せられません。

まぁ、何かと裏読みを誘う映画ではありますが、敢えて何も考えずにポップコーンを貪りながら鑑賞すれば、
充実のアフター5を過ごせます。そう言えば、今野雄二さんもMMのレヴューで満点を付けておられましたねぇ。

ニール・ブロムカンプ監督 / 第9地区

テーマ : 映画
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彼女、一曲いかがかな?



その湖は東西に長い。西の大きな湖盆には芭露川、計呂地川などが流れ込み、新湖口から流れ出る。
東の小さい方の湖盆に流れ込む佐呂間別川は流入河川の中ではもっとも大きな川であり、河口にできた
三角州上には佐呂間町浜佐呂間の市街が広がる。それは何処? それはサロマ湖。そう、サロマ湖。

行きつけのラーメン屋「サロマ湖」が潰れた。私は遥か北の大地に想いを馳せ、胸を焦がす。
ただ一言、好きだと伝えたかった。あっさり塩味のあの娘、サロマ湖に。切なくて、悔しくて、
「愛にはなぜ別れがあるの? 涙で見上げるサロマ湖の空♪」って歌ってみたみた三田明。

違う。私はサロマ湖の話がしたいのではない。閉店ショックに惑わされて、自分を見失っていたみたい。
私を閉店ショックから救ってくれたのはサロマ湖ではなく、サローマ。マレイシア歌謡界最高の歌姫である。
本作では、エエ声のギタリスト、アフマッド・ダウドとの素晴らしい掛け合いを聴かせてくれるマレイシアの花。

スピーカーから聴こえてくる軽快な音楽。初めてなのに懐かしい。懐かしいのに初めての耳触り。
まるで母ちゃんのラジカセから流れていた、あの日の歌声。誰だか知らぬが、耳には馴染みの。
歌謡曲、ガレージ、ジャズ、ラテン、ツイスト、R&B、何を歌っても貴女はサローマ。揺るぎない存在感。
ノスタルジーではなく、カッティングエッジとして、これを聴こう。輝けるプランテーション・クラシック。

Ahmad Daud & Saloma / Mambang Biru

テーマ : 音楽
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10周年だよ!全員集合!



はい、出ました! 韻踏合組合の結成10周年記念シングル『前人未踏/MECCHA MECHA』です。
傑作アルバム『ジャンガル』以来、7年ぶりにメンバー全員集合。揃い踏み。パチパチパチ。
やっぱりマイクリレーちゅうもんは、こうでねいと。声質、フロウ、リリックともに彩り豊かです。
ここまで個性的な役者(MC)が揃ったラップグループって、日本では後にも先にも彼らくらいですよね。

脱退組み(だるまさん、AMIDA、MINT)は言わずもがなですが、今回はERONEさんが特に良いです。
関西人特有のイヤラシさや滑稽さが、良い塩梅に滲み出ています。これぞローカルの旨味って気がしますね。
表現者たる者、誰もが偉大な先達たちの足跡を辿り、最終的には未踏の地に大いなる一歩を踏み出すもの。
今回のシングルからは、そんな熱い想いが伝わってきて、聴きながら思わず拳を握り締めてしまいました。

トラックのプロデュースはもちろんお馴染みEVIS BEATSさん。
斜め45度の角度から鼓膜に滑り込んでくるホーンズ使いがカッコイイです。
日常生活から学んだ教訓を、巧みに転がしていくカップリング曲「MECCHA MECHA」も凄く面白い。
なにはともあれ、限定生産、ワンコイン。あるうちに買うてってやぁ。いつまでもあると思うな、親と韻。

韻踏合組合 / 前人未踏

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シャンシャンガガガーン!



もう随分と昔の話になりますが、かつて僕はアメリカ村にあるクラブ(今は無きサムプレイス・エルス)で
月イチのレギュラー・パーティをやっておりました。そこでは、カンパニーフロウのビートにマイルスのサックスを
被せてみたり、ロラン・ガルニエのアシッド音響にブルーハーブのラップを乗っけてみたりと、とかく悪行三昧で、
外国人のお客さんから中指をおっ立てられるようなことも、多々ありましたねぇ(笑)。

それはさて置き、いま僕がクラブでDJをする機会を与えられたら、絶対にCDJに放り込んでしまうであろう
奇怪なダンスミュージックが、南アフリカで発掘されました。呼ばれて飛び出てシャンシャンガガーン!ですよ。
正式名称はシャンガーン・エレクトロ。南アフリカ北部在住のツォンガ人によるダンス・ミュージックだそうです。
一言で言いますと、マリンバの木琴キンキン・サウンドの終わりなき高速サンプル・ループ・オーケストラ。
もしくはキセル乗車のトランス・ツォンガ・エクスプレス(笑)。なんじゃそりゃって感じでしょうが、ほんまに
なんじゃそりゃなサウンドなんで仕方ありません。いやぁ、面白い。ルシアーノも嫉妬するようなシットが満載。

アホなようでいて、実はシリアスなようで、暑苦しいようでいて、実はヒンヤリとしていそうで、聴いていると
原因不明の熱病にうなされそうになります。こんなのが大音量で流れてきたら、クラウドは笑顔で殴りあうか、
泣きながらセックスをおっ始めるかのどちらかでしょう。僕ならプレイします。外国人に胸倉を捕まれようとも。
ちなみに、ここだけの話ですが、本盤の選曲にはベーチャンのマーク・アーネスタスが関与しているみたいです。
内緒ですよー、って、もうみんな知ってる!?

とりあえずこちらをご覧下さい。

V. A / SHANGAAN ELECTRO, NEW WAVE DANCE MUSIC FROM SOUTH AFRICA

テーマ : 音楽
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夏休み喰い虫

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残暑お見舞い申しあげます。

テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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