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師走に走って3針縫う



マヤ文明崩壊前夜とか、そんなことは微塵も感じさせない怒涛の138分。
手に汗握りすぎて、運命線がレクイエム。忘我の境地に陥る体験型ビルドゥングス・ロマン。
描かれるのはたったの数日間、しかし濃密な、あまりに濃密な数日間。あの場には居たくない。
カメラや脚本の存在を忘れる。いや、そんなもの本当に存在するの? これって本当に映画なの?
いや、いや、そりゃ、もちろん映画でしょ。うーん、素晴らしいなぁ。ハリウッドの底力に震えるね。
これも、ほとんどストーリーなんてありまへんで。一族の兄ちゃんが猛烈に走る。走って、走りまくる。
なぜって? 追われているから。追う者、追われる者だけを捉えた138分。こんなの『鉄男』以来でしょ。
そして「追う者は追われる者に勝る」という定説を覆す。それを目撃するのは138分の鑑賞に耐え抜いた者。

ここで、突然の私事。昨日、いつものように妻と自転車でツーリングに出かけたときのこと。
坂道の前方から凄まじい勢いで加速してくるママチャリの存在に気付いた。が、遅かった。
僅かに反応が遅れて接触、僕の右手中指の肉が抉れた。そのまま妻に連れられて病院直行。
3針縫う地味な怪我を負った。地味だが痛かった。泣きそうになった。だが、妻の手前、我慢した。
それにしても、あのママチャリは速かった。『アポカリプト』の兄ちゃんばりに速かった。
そんな訳で、みなさま。師走に走るの、気をつけて! 『アポカリプト』にも気をつけて!

メル・ギブソン監督 / アポカリプト
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2010眠らせない映画BEST3

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ではでは、ゆるゆると本年度の締めに入っていきましょう。まずは映画から。お手柔らかにどうぞ。

1.塚本 晋也監督 / 鉄男 THE BULLET MAN
2.ジャン=ステファーヌ・ソヴェール監督 / JOHNNY MAD DOG
3.井筒 和幸監督 / ヒーロー・ショー

剥き出しの鋼鉄、剥き出しの戦場、剥き出しの暴力、ってことで、剥き出し三昧のチョイスです。
何を感じるかによって、作品の評価は大きく分かれるとは思いますが、僕にとってはトラウマ級の衝撃でした。
目を背けたくなるような映像の連続、しかし、見てしまったのです。もう、忘れたくても忘れられない。
鑑賞は「経験」として、僕という人間の一部に刻み込まれたのです。文句なしの3作品であります。はい。

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ごめんですんだら警察いらん!



小学校低学年くらいのとき、近所のスーパー・マーケットのトイレで用を足していたら、
不意に背後から見知らぬオヤジに覆い被さられ、細作りのちんちんを鷲掴みにされたことがある。
恐怖と驚きでパニック状態に陥りながらも、何とか身を捩って変態オヤジの腕から逃れた。
そのままパンツにちんちんを仕舞い込むのも忘れて逃げ帰ったのだが、自宅に着いた頃には、
涙とおしっこで、顔も局部もビショビショに濡れていた。あの日の屈辱を、僕は生涯忘れないだろう。
それから暫くの間、重度の勃起障害を患ったのだから、尚更だ。よく立ち直れたもんだよ、我ながら・・・。

前置きが長くなったが、ギャスパー・ノエ監督の『アレックス』の話に移ろう。
ノエ監督と言えば『カルネ』『カノン』で、思考の移ろいを映像化することに成功した鬼才である。
肉屋のオヤジが街中を彷徨い歩きながら、不埒な妄想を弄ぶだけの映画だが、不思議と美しかった。
退屈と狂気のギリギリの境目を掬い取る感性は、見事と言うより他にない。不快なのに何度も見てしまう。

しかし『アレックス』には思索の入り込む余地はない。徹底して神の視点を貫いている。
冷徹なまでの客観的視座を採用し、主演のモニカ・ベルッチを観察する。だが、これはドキュメンタリーではない。
当然のことながらフィクションである。そこにむしろ監督の冷気を感じた。不快だし、もう二度と見たくない。

美しい女性が、惨たらしい惨劇に遭う。この世から殲滅するべきレイプという卑劣な行為の対称に。
それを時間の逆再生で見せる。つまり地獄から、幸せなひと時までを、遡る訳だ。この手法にも憎しみを覚える。
僕たちは冒頭に地獄を見ている。ささやかな幸福も、すべて惨劇に帰着することを予め知らされているのだから。
ノエ監督は『カルネ』『カノン』に貫かれていた美学を放棄したように思う。本作は憎まれてしかるべき映画だ。
けれど、監督は撮った。いや、撮らざるを得なかったと言うべきだろうか。観客を現実に突き返すために。
映画『アレックス』は、真実を伝えるべくして創られたノエ監督の「大嘘」である。
そして、幼少期の僕が遭遇したオヤジは、誰かの嘘から出たまことなのだ。
奴らの薄ら笑いは、紛れもなく現実なのだ。

ギャスパー・ノエ監督/ アレックス

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My Bike, My Life

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スポ根、いや、チャリンコ映画の金字塔を2本。

『トップランナー』は世界最速男として名高い、グレアム・オブリーの実話を描いた傑作。
うつ病と闘いながら、アワーレコードの記録を樹立するまでの苦悩と栄光の日々。
洗濯機や子供用自転車を解体して、常識破りのチャリンコを創り上げる工程にグッときます。
そしてオブリー・ポジションと呼ばれるレース時の変態的な姿勢には、ある種のヒーロー像を想起します。
こんなにケッタイなチャリンコと選手には、そうそうお目にかかれるものではないでしょう。最高です。
幼少期にいじめられっ子だったグレアムに対して「争う手段は腕力だけじゃない」という母の言葉が沁みました。

『ヤング・ゼネレーション』は、もはや説明不要、青春映画のバイブルですね。
1979年(僕、まだ生まれてねぇ)にアカデミー脚本賞も受賞しています。まぁ、賞云々よりも、内容ですね。
まぁ、内容云々って言うよりも、本作に関しては、キャラクター造詣の素晴らしさに尽きますね。特に主人公。
チャリンコと女性のことが好きで好きでタマラナイという彼には、心の底から共感を抱いてしまいました(笑)。
すぐに影響を受けるところや、ヘタレなところも良いです。でも、彼の場合はやるときゃやる、できる子ですが。

どちらの映画も、生きている限りはペダルをこぎ続けるしかないのだという人生の真理を、見事に突いています。
チャリンコ屋の息子として生まれた僕にとっては、今更ながらに血が騒ぐのを抑えることができないのでした。

dahon2.jpg kuota.jpg

ダグラス・マッキノン監督 / トップ・ランナー
ピーター・イエーツ監督 / ヤングゼネレーション

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じゃじゃ丸、ピッコロの次の奴



ドラッグとか売春が横行するゲットーを舞台に、過剰にグラマラスなアフロ・ビューティが銃を手に取り、
どこからどう見ても悪人といった風体のワルモノたちを、無意味におっぱいをポロリポロリさせながら、
次から次へとやっつけていくなか、ロイ・エアーズの甘ったるいジャズ・ファンク・サウンドが全編に渡って、
ネチっこく絡まり付いてくる・・・・・・そういう類いの映画が苦手な方は、絶対に見ちゃダメですよー(警告)!

僕はこの手の映画が好物なので、何度でも楽しめるのですが、妻はいつでも失笑していますから(笑)。
ここまで開けっ広げにポロリされたら、それはもうエロスではなく、スポーティという印象さえありますね。
だから何やねん?という感じではありますが・・・。すみません、もう寝ます。寝返り打って、またポロリ

ジャック・ヒル監督 / コフィ

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繁盛亭アルバイテン

Author:繁盛亭アルバイテン
ヒッピー・ボヘミアンな生活に憧憬を抱く浪速のポンコツ。
物心ついたときから寝つきが悪い。

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